カメラ「ファインダーのプリズムとミラーの違い」

一眼レフの基本構造は、撮影レンズから入ってきた光をミラーで反射させて、ファインダースクリーンに結像させる。
ウェイトレベルファインダーでは、結像した象が左右逆像となる。
左右逆像を反転させ、被写体を正立正像で観察するために、プリズムやミラーを用いる。

デジタル一眼レフカメラの中・上位機種のファインダーで使われることが多い「ペンタダハプリズム」
これは、光を分散・屈折・全反射・複屈折させるためのガラスの塊。
カメラに組み込まれるときは、プリズムの反射素材として銀が蒸着される。
銀は、空気にふれると硫化し、黒く変化してしまう。
そのため銅版でカバーをする。
さらにその上から、塗装を施し空気に触れないようにしている。

エントリークラスには「ペンタダハミラー」が使われることが多い。
ミラーの反射素材には、アルミが使われることが多い。

この使いわけには、理由がある。

  1. プリズムの方が、ミラーよりもファインダー倍率が大きくできる。
  2. プリズムの方が、ミラーよりも明るくできる。

プリズムの方が、ミラーよりもファインダー倍率が大きくできる

これは、同じ光路長でも屈折率の高いガラスに光を通した方が、空気の中を通すより大きく見えるため。
光学的な特性のため。

プリズムの方が、ミラーよりも明るくできる

これは反射素材の違い。
プリズムは銀。ミラーはアルミなど。
銀の反射率が約95%。
アルミの反射率は約85%。

ペンタ部での反射は3回あるので、銀は85%、アルミは61%程度まで反射率は低下する。
これにより、ファインダーの明るさに違いが出てくる。
このため、中・上位機種ではプリズムが用いられる。

プリズムのデメリット

デメリットは、プリズムはミラーよりも重たくなってしまうこと。
プリズムはガラスの塊で、ミラーは中が空洞になるため重さに差が出てくる。
また、手間がかかる分、プリズムの方が価格的に高くなる。


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