IPアドレス「プライベートIPとグローバルIP」

IPアドレスには、インターネットで通用する「プライベートIP」と「グローバルIP」があります。

プライベートIPは、1つのネットワークの中だけで有効なIPアドレスです。
ローカルIPとも言われます。
(外部から利用できない社内LANなど)

プライベートIPは、ネットワーク管理者が自由に割り当てることができるIPアドレスです。
クラスA~Eの5つに分けられます。
クラスA 「10.0.0.0~10.255.255.255」
クラスB 「172.16.0.0~172.31.255.255」
クラスC 「192.168.0.0~192.168.255.255」
クラスD 「224.0.0.0~239.255.255.255」
クラスE 「240.0.0.0~255.255.255.255」
が指定されています。

グローバルIPは、インターネットに参加しているコンピュータや機器に割り当てられているIPアドレスです。
インターネットの中では、重複したIPが使われないように、ICANNというところが管理しています。
日本では、ICANNから管理を委託されているJPNICが管理しています。
個人や企業はISPからグローバルIPを貸してもらっています。

プライベートIPでは、自分が参加しているネットワークやインターネットでは通用しません。
そこで「ルーター」というネットワーク機器を使います。
ルーターを介して、ほかのネットワークやインターネットとデータのやり取りを行います。

「なぜ、プライベートIPとグローバルIPに分けなければいけないのでしょうか?」
「すべてグローバルIPをつけてしまえばよいのではないのか?」
という疑問が浮かびませんでしたか?

グローバルIPの数は限られています。
なので、グローバルIPを無駄に消費してしまわないような仕組みになっているのです。
前回のIPアドレスでもふれた枯渇問題は、無駄な消費をしないようにしていても起こってしまっているのです。
約43億個ですから、世界の人口60億人超え、発展途上国の経済が先進国を上回ってきた今、足りなくなって当然ですね。

また、あなたが今使っているパソコンの他に、1台パソコンを買い増したら、いちいちISPに申請してグローバルIPを追加してもらうなんて面倒だし嫌ですよね。
プライベートIPなら、自分で買ってきたパソコンに割り当てればよいだけで済みます。
(ルーターから自動的にプライベートIPが割り当てられているなら意識しないかもしれませんが)

また、セキュリティの問題もあったりします。
直接グローバルIPが割り当てられえいると、外部の侵入者を許しやすくなり攻撃されてしまうかもしれません。

こういう様々な問題をルーターが解消してくれているのです。
ルーターはグローバルIPを1つ割り当ててもらい、LAN上のコンピュータが複数あってもは、ルーターを介してデータのやり取りを行うことができるようにしています。
ルーターよりも手前(たとえばあなたが参加しているLAN)では、プライベートIPを使用します。
ルーターよりも先(インターネットなど)ではグローバルIPを借りてデータのやり取りを行っています。

プライベートIPとグローバルIPは、うまく使い分けられているんです。


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